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奥山文弥の釣遊録
この夏の終わりに北海道へ行って来た。世界自然遺産に認定された知床半島の川でカラフトマスを釣るためだ。カラフトマスは英語でピンクサーモンといい、マスとサケの境界に位置づけられる魚だ。サケとマスの違いは、イルカとクジラの違いの差と同じ。生物としては同じ仲間なのだが、大きいか、小さいかの違いで呼び方が変わるだけなのである。

 北海道では大型のシロザケも釣れるが、ちょっと小型のカラフトマスのほうが、ルアーフライファンには人気が高いような気がする。

 観光シーズン真っ盛りだったので中標津行き航空機の予約が取れず、釧路から北上することになった。羅臼の町に入ってみると、いつもの景色がそこにあった。世界遺産になったからといって、旅行者の私には、特に変わったものは感じなかった。小川の流れ込むポイントにつくと、そこには目を見張る光景があった。海草がびっしり生えているかのような塊がある。それは全部、カラフトマスの背ビレであった。婚姻色が出て茶黒っぽくなった魚ばかりだ。

 さあ大変。サーモンウオッチングするだけならうれしいのだが、この大群の中を釣るとすぐにファールフック(スレ掛り)してしまう。ファール、つまり正しくない位置に引っ掛かったら釣った気分がしないのだ。案の定、最初のヒットはファールだった。カラフトマスのオスは特にセッパリと呼ばれ、背中が大きく盛り上がるので、そこにハリが引っ掛かりやすい。シングルフックのフライフィッシングでもファールフックが多発する。3〜4匹ファールフックの魚を引き寄せると疲れてしまう。それを避けるために、群れのいない位置にフライやルアーを投げ込んだ。当たりの回数は激減したが、それらしき当たりを合わせると、いい引きが伝わってきて、ちゃんと口に掛かってきていた。ちゃんと、と言うのもおかしな話だが、それほど魚が多かったのである。その夜は満天の星空を眺めながら仲間たちとバーベキューを楽しみ、今年もここへ来られたことに感謝した。
スポニチ・フィッシングニュースさんより、

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